Tinypath〜日々書き綴る

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求めよ、さらば与えられん。 積極的な心

大阪城に観光客など来ないでしょうという会話が聞こえた。

大阪の人でも今の大阪城公園がどれだけ変わったのか知らないのだ。
昔の埃っぽいじゃり道のイメージだけでは、語れない。

綺麗に整地され、
魅力的な店がたくさん出来て、
それは観光スポットとして、大いに価値を生んでいる。

昨日もたくさんの観光客が訪れていた。
百聞は一見にしかず。
実際に自分が経験したことしか語れない。

梅林公園には、蝋梅が咲き、香りが漂っていた。
何処かで感じたことのある香りだが、
これが蝋梅の香りだったとは、昨日まで知らなかった。

梅の木々には、一つ一つ和歌の短冊が飾られてあった。
これからの季節、梅の花を愛でに来る人たちに
和歌も一緒に楽しんでもらおうとする思いが、こんなところにあったのだ。

風流である。
こんな私でさえも、そんな言葉を使ってみたりしたくなる。

与謝野晶子の梅花集や
教科書で習った和歌では、
紀貫之、菅原道真のものもあった。


「人はいさ心も知らず ふるさとは 花ぞ 昔の香りに にほひける」

「東風吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて 春を忘るな」


少しでも知っているものがあるだけで、世界は広がり身近になる。
あの頃は、ただ、わけもわからず覚えたものが
今、この年齢になって、実感となって与えてくれる幸せ。

さて、中村天風氏の本を読み進めている。
彼が、奇跡的に
当時の死病の結核を克服したのは、
治りたい、治したいという情熱に宇宙のエネルギーが呼応したからだと思う。

当時、アメリカやフランスまで行って、
そこまで必死に思いを告げる人はいなかったであろうし、
そのバイタリティには、圧倒される。

エピソードの中で、
当時、船旅であったから、皆船酔いで、食堂室には誰も来ない。
居たのは、天風と軍人の二人。

軍人は、自分は鍛えているから大丈夫だが、天風は?と尋ねると
息絶え絶えの病人である彼は、
死に向かっている中で、嘔吐などしている暇も考える暇もないと
答えた凄さに私は感動した。

しかし、すべてにおいて、
How to say はあっても
How to do を誰も教えてくれなかった失望感で、
母親が恋しくなり、日本に帰ろうとするが、
その船内で知り合ったヨガの聖者カリアッパに出会い救われる。

日本に帰らず、一緒に着いていくと彼が言った時、
「あなたは救われた」とカリアッパ氏は伝えるが、
まさに、聖書の中で、
「あなたの信仰があなたを救った」とイエスがいう場面を思い出す。


求めよ、さらば与えられん なのだ。
天風氏も言っているが、心の積極性なくして、道は開かない。

どんなに体が病気になったとしても、心までは病気になる必要はない。
心の持ちよう、思考が運命を決めるというのは、そこにある。

... 2019 / 01 / 15 (TUE)


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