Tinypath〜日々書き綴る

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相対性の幸せ

休憩室から外を覗くと、雪が舞っていた。
年末の大寒波というニュースに
帰省する人たちの足を思う。

かの地は、容赦ない海風が吹き、荒れまくっているのだろう。
なんら、障害物のない平野を
一足飛びに飛んでくるような強風は
普通の台風など足元に及ばないくらいのものだったから。

私は、あの道をもう歩かないだけでもいい。

幸せだと思った。

朝、ふとつけた番組で
樹木希林さんんが、対談されていた。

幸せについてのものだったが、
ハワイのような常夏。
年中、平穏な気候の中にいるとずっと幸せであり、
それは、本当に実感する幸せというものであろうかと
いうようなことを言っていた。

彼女は、ごみ出しをする時さえも
一生懸命、形に合わせていき
上手く、袋にすっぽり入ったとき、幸せを感じると話していた。

プラスマイナス。
どん底があれば、その分、頂点も高く
幸せというものは、相対的なもの。

昨夜、仕事の帰り、
後ろで声がした。

「良いお年を!」
足早に歩くサラリーマンが、誰かに声をかける。

その足音は、私に近づき、そして抜いていった。
今度は、後ろからその姿を見る。
彼はまた、誰かに「良いお年を!」と言っていた。

仕事納めの昨日。
彼の1年を思った。やり終えた日なのだ。

家族構成など勝手に思いながら、
今、この瞬間の彼の幸せを共有したような気分になった。

今年1年、お疲れさま。

... 2018 / 12 / 29 (SAT)


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