Tinypath〜日々書き綴る

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見えない思いが伝わった

久しぶりに大阪城公園に行こうと思った。

いつ、雨が降ったのか、通り雨だったのか、道路は濡れていて、
公園内の自転車置き場の自転車も濡れている。

ぐるりと一周するコースを歩き始める。
ポツポツと雨が当たりだし、
お日様が隠れる。
雨合羽を着ている者もいれば、傘をさしている者。

大きな木の下は、全く濡れてなかったので、ひとまずそこで雨宿り。

止みそうにない雨。私には傘がない。
ローソンを見つけ、そこで傘を買おうと思うに、まだ開店していない。
その間に、たくさんの人が行き来する。

ゼッケンをつけている人を見れば
24時間100キロウォーキングと書かれている。

若い女性3人組に話を聞く。
午前10時スタートであり、このイベントは、先輩から聞いたという。

ちょっと前にNHKでこのような24時間100キロウォーキングを
紹介している番組を見ていたので、
親近感を感じられたし、
この雨では、体が冷えて、夜通し歩くことの困難さを思った。

24時間で100キロ。かなりハードなウォーキング。

思いは色々飛んでいき、
恩田陸氏の「夜のピクニック」も思い出す。

全校生徒で夜通し歩くという学校の行事の中で
言葉を交わし、心を交わしていく高校生。

今日の10時まであと1時間を切ったが、
昨日のスタートの時と現在とでは、
参加された人たちの心模様は、
どんなにか変わっているのではないかとうらやましく思った。

豊国神社の中に入ってみた。
豊臣秀吉の像があり、そこは出世祈願の神社であった。

普段は、絵馬など
見向きもせず、興味もなかったが、
昨日は何故か、それを見たいという気持ちに駆られた。

転職、就職、試験合格、
そして、愛と平和。
絵馬に託す思いを私は感じ受け止めて、
見たこともない彼らの痛切な願いに胸が打たれ涙がこぼれた。

そして、誰かが誰かのために書かれた願いを見つけたときに
さらにその思いの丈を感じ、涙が溢れた。

お百度参りというものがあるが、
本当にそれをしたものにしかわからない祈りと思い。
その熱情と同じように
実際、絵馬を購入し、そこに掛けた彼らの行動。
選んだ豊国神社。

歴史上の人物というだけで、何ら感じえなかったものが
昨日、
大阪城公園を後にするとき、
初めて、豊臣秀吉という武将を感じたような気がし、
そして、
今でも立派な大阪城が存在している現実が
あまりにも立派であるが故に、一層
冬の陣、夏の陣で、戦い敗れた無念さを
どんなにであったかと
想像を絶する感情が私の体を駆け巡った。

言葉にならない。

... 2018 / 10 / 21 (SUN)


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