Tinypath〜日々書き綴る

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アルカトラズからの脱出

昨日、事務所内はクーラーを付けていたが
27度を越える気温になっていたとは知らなかった。

毎年、今年は暑いという言葉を口にしてしまうが
本当に今年は暑い気がする。
平年、今までの平年とは、一体なんだったのだろう。

広島で逃走していた受刑者が捕まった。
やはりというか、泳いで海を渡っていた。

死ぬか生きるか、
その時が来たら、
そして、彼は泳ぎも得意だったらしいので、当然の決断だったのだろう。

昔から、脱走兵の映画などを見ると
どうにもならない状況の中、皆、海に飛び込む。

「パピヨン」 
胸に蝶の刺青があることからそうよばれた男もそうであった。

収容所がある島で、
スティーブマックイーン演じるパピヨンと
ダスティンホフマン演じるドガ。
この二人の友情を絡めながら、
最後は、パピヨンだけが海に飛び込み、
ドガは、島に残る。

最後のドガの表情が忘れられないし、
あの音楽も未だに頭に残っている。

そして、クリントイーストウッド主演の「アルカトラズからの脱出」
脱獄不可能な島から
彼らは脱出した。その後の生死は不明であるが、
それでも脱出はしたのだ。

この刑務所の中の
様々な人間模様は、見ていて
色々考えさせられるものがあり、
何よりも絵の好きだった受刑者が、
唯一の楽しみである絵描きの趣味を禁じられたとき
彼は、自分の指を切断した。

彼にとって、生きることは、絵を描くこと。
ならば、それが出来なければ、
生きてゆく意味もなく、またそれならば指も何ら意味をもたない。

その抗議には
人間の尊厳とか、
人は、理由もなく生きていくことは出来ないという思いが見えて
私にとっては、原体験のように
今でも記憶にしっかり残っている。

広島の受刑者も
刑務所内での人間関係が辛かったという。

何がどうであったか?
人が集まれば、小さな社会が出来て
暗黙のルールの中で、
彼はその中で、息が詰まるほど、生きにくかったのだろう。
そうかと言って、死ぬことも出来なければ
脱出しかないと判断したのだろう。

実家は、九州であったようで、
私には、本能的にそこへ向かっていたのでは?と
逃走ルートをみて思った。
辛いとき彼の帰りたい場所にへと。

... 2018 / 05 / 01 (TUE)


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